薬剤師の現状

日本において薬剤師は約28万人おり、その男女比は1:2と女性の方が多いようです。薬剤師育成に関しての環境が大きく変化しており、2003年以降には全国で薬学部が続々と設立され、4年制から6年制に変化しました。6年制導入時の2011年および2012年の約2年間は薬剤師不足であり、企業や医療機関では薬剤師獲得に白熱していました。

現在でも、調剤薬局を併設するドラッグストアやコンビニなどの店舗増加および高齢化に伴い在宅介護が増加し、薬剤師への需要は増加しています。しかし、厚生労働省によると薬剤師数は2028年には40万人を越えると予測されています。そのため、薬剤師の需要は増加を続けるものの需要と供給が合わず、その差は年々増加し、2028年には約13万人の「余剰薬剤師」が生まれると予測されています。
これは、薬学部が多く設立されたことや6年制になったことで薬剤師国家試験を受験する人の増加も影響しており、薬剤師は増えるが雇用する側は停滞してしまうためです。

雇用側による白熱した薬剤師獲得は鎮火してしまうため、今後は薬剤師という素晴らしい資格および知識だけでは就職することが困難であり、就職することが難しい薬剤師がでてくると考えられています。これからは、必要とされる人材になるためにも高いスキルや知識はもちろんのことですが、コミュニケーション能力や長所を磨いていかなければならないのです。
そして現在、転職を考えている薬剤師の方は、今がチャンスであり、今後は転職さえも難しい状況に陥ってしまう可能性があります。